タケノコの煮物に適した切り方
春の訪れを告げる野菜の代表であるタケノコ。
豊かな香りとほどよい甘みを楽しむのであれば、シンプルな煮物がおすすめです。
まずはタケノコを切っていきます。先端はできるだけ大きめに切るのがコツ。根元は薄く、小さめに切ることを意識し、繊維を断つように切るとよいでしょう。
タケノコの先端はやわらかいので、穂先の柔らかな食感をいかすため、あらかじめ穂先だけ切り分けておくとよいでしょう。タケノコの根元はかたいので、火の通りにむらができないようにしてください。根元の一番太い部分は輪切りにし、二等分にします。
その後、縦二等分にカットし、切った面を下にしておき、縦4~5等分に切ります。あとは鍋に水、醤油、砂糖、清酒、鰹節などを入れて煮汁を作り、煮物を作ってください。
手軽に作ることができる「タケノコの煮物」
タケノコのシンプルな土佐煮のレシピをご紹介します。とてもシンプルなレシピなので、時間がない時に作るのにおすすめです。タケノコ以外の材料もご家庭にあるものばかりです。醤油は関西風の薄口醤油にしていますが、関東風の濃口醤油にする場合、大さじ1と1/3程度にし、味をみて足りなければ塩を足してください。薄口醤油にすることで、タケノコの色味がわるくなるのを防ぐことができます。砂糖はキビ砂糖にしていますが、なければ白砂糖でも代用できます。シンプルな料理なので、美味しく作るのであれば、用意する材料にもこだわるとよいでしょう。
タケノコのシンプルな土佐煮
【材料】作りやすい分量 2~3人分
・タケノコ(水煮) 1パック
[煮汁]
・水 200cc
・薄口醤油 大さじ2
・清酒 大さじ1
・キビ砂糖 小さじ1
・かつお節 1パック
≪下準備≫
・タケノコを5㎜程度の厚さに切ります。
≪作り方≫
1、鍋に[煮汁]を用意し、タケノコを加え入れて火にかけます。
≪ポイント≫
タケノコと煮汁が入る程度の大きさの鍋を用意しましょう。小さめの鍋でも大丈夫です。
2、1を5分ほど煮たらかつお節を加え入れて、再び火にかけます。
≪ポイント≫
土佐煮なので、かつお節を入れてください。かつお節のかわりに青のりや胡麻を入れても美味しく作ることができます。
3、粗熱をとって味を染み込ませたら完成です。
≪ポイント≫
粗熱を取ってしばらくおくことで、しっかりと味を染み込ますことができます。食べる前に再び火にかけてあたためるとよいでしょう。
- 美味しく作るコツ●
・薄口醤油にするとタケノコの色合いがわるくなるのを防ぎます。
・土佐煮なので、かつお節を入れてください。
・粗熱を取る工程をはぶかないようにしましょう。
続いてタケノコと油揚げとスナップエンドウの煮物のレシピをご紹介します。さきほどのレシピはタケノコだけを使いましたが、具沢山にしたいという方は油揚げやスナップエンドウを入れてみてはいかがでしょうか。タケノコ自体も栄養がたっぷりですが、色んな具材も入れることで、さらに栄養バランスもよくなります。
タケノコと油揚げとスナップエンドウの煮物
【材料】作りやすい分量 2~3人分
・タケノコ(水煮) 1本分
・油揚げ 1枚
・スナップエンドウ 8本
・だし汁 1/2カップ
・醤油 大さじ1~
・清酒 大さじ1~
・みりん 少々
・塩 ひとつまみ
≪下準備≫
・タケノコは先端と根元に切り分け、先端は縦8等分のくし形に、根元は7~8mmの厚さの半月切りにします。
・油揚げは熱湯をまわしかけ、粗熱がとれたら縦横半分に切り、それぞれを斜め半分ほどに切ります。
・スナップエンドウは筋をとり、熱湯でさっと茹で、ザルにあげて湯をきります。
≪作り方≫
- 鍋にだし汁、清酒、タケノコを入れ、火にかけます。
≪ポイント≫
まずはタケノコにしっかりと味が染みるようにします。
- 煮立ったら油揚げを加え、オーブン用ペーパーなどで落としぶたをして、7~8分ほど煮ます。
≪ポイント≫
油揚げにしっかりと味が染みるようにしましょう。
- 煮ている鍋に醤油、みりん、塩を加え、7~8分煮ます。
≪ポイント≫
味をみて足りなければ、塩で調味してください。しばらく煮るので、塩の入れすぎには注意しましょう。
- 3の鍋にスナップエンドウを加え入れてさっと煮て、器に盛りつけたら完成。
≪ポイント≫
スナップエンドウはさっと煮る程度でかまいません。盛り付けるときはスナップエンドウがみえるように盛り付けるとキレイにできます。
- 美味しく作るコツ●
・煮汁の分量は好みに合わせて味付けを調整してください。
・みりんがなければ、砂糖に変更し、その分、塩などで味付けを調整するとよいでしょう。
・スナップエンドウを加えることで、見た目の彩りもよくなります。
おかずにもなる「タケノコと豚バラの山賊風煮込み」
タケノコと豚バラの山賊風煮込みのレシピをご紹介します。山賊焼きといえば、西日本では照り焼き風のタレをつけて焼いたり、信州地方の郷土料理では濃い目のタレで味を付け、油で揚げたりする料理として親しまれています。こちらはメインとなるタケノコに加えて、豚バラブロック肉も加えることで、満足できるボリュームのある一品です。濃い目の味付けなので、白ご飯との相性もいいので、ご飯と一緒におかずとして食卓に並べるのもおすすめです。ニンニクと生姜の風味がきいていてとても美味しいです。
タケノコと豚バラの山賊風煮込み
【材料】作りやすい分量 3~4 人前
・タケノコ(水煮) 100g
・豚バラブロック 500~750g
・玉ねぎ(食べよくスライス) 1個
[A]
・かつおだし 200cc
・醤油 50~70㏄
・清酒 50㏄
・砂糖 大さじ2~
・生姜(千切り) 1かけ
・ニンニク(すりおろし) 2かけ
・粒胡椒 少々
[その他]
・塩 少々
・胡椒 少々
・小麦粉 適量
・油 適量
≪下準備≫
・タケノコの穂先は大きめに切り、根元部分は小さめに切ります。
・豚バラのブロックは食べよくスライスしておきます。
・玉ねぎは皮をむき、食べよくスライスしておきます。
・[A]の生姜は皮をむき千切り、ニンニクは皮をむき、すりおろしておきます。
≪作り方≫
1、豚バラブロックに塩胡椒をふり、小麦粉をまぶします。
≪ポイント≫
豚バラに下味を付けることで、美味しく仕上がります。余分な粉は落としてください。
2、フライパンに油を熱し、豚バラブロックの両面をこんがりと焼きます。
≪ポイント≫
しっかりと焼き目が付くように焼くとよいでしょう。
3、フライパンに脂が出るので捨てておきます。
≪ポイント≫
肉の脂が多すぎると油っぽくなってしまうので、キッチンペーパーなどでふき取るとよいでしょう。肉の脂を小さな器などに取っておき、調理用の油として使用してもよいでしょう。
4、玉ねぎも加え、しんなりとするまで炒め、タケノコの水煮を加えて炒めます。
≪ポイント≫
玉ねぎとタケノコも焼き色が付くように炒めるのがよいでしょう。
5、[A]を加えて調味し、しばらく煮込んで、味がなじんできたら出来上がり。
≪ポイント≫
砂糖の分量は好みで増減するとよいでしょう。具材をあらかじめ炒めているので、味がしみこみやすくなります。好みで粗びき胡椒をかけたり、マスタードをかけたりしてもよく合います。そのまま食べてもいいですし、器にご飯を盛り付け、丼ぶりにするのもおすすめです。
- 美味しく作るコツ●
・豚バラブロック肉からでる余分な脂は捨ててください。
・こんがりと豚肉を焼き付けてから味を絡めることで、香ばしく仕上がります。
・お好みでキノコなどを加えても美味しいので、試してみてください。
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